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親友の法要

2017-06-25

昨日は、中学時代から付き合っていた親友の七回忌法要に出席しました。

彼は幼い頃に両親の離婚があり、その後祖父に育てられていましたが、祖母にあたる人が異常に辛く彼ら姉妹にあたり大変不遇な小中学生時代を送っていたのを知ったのは、中学三年生の夏休みに同クラスだったもう一人の友と一緒に彼の実家に泊まり、布団の中で三人語り合った時でした。

彼は中学卒業後、「お祖母さんが生きている限り、二度と千々石には帰らない」と故郷を捨てる強い思いを抱いて、千葉県で水道業を営む義兄の所へ修業に出かけました。が、30歳の頃に縁あって生まれ故郷へ帰り水道工事店を自営していました。

以来、私たち三人はまたお互い良い時も悪い時も家族ぐるみで仲良くしてきました。その後、彼が不治の病を患い、懸命に治療に努めましたが、64歳の時先に旅立ってしまいました。幸い、彼の二人兄妹の子供たちは立派に成人して大阪と東京でそれぞれ良い家庭を築いているので安心しています。

彼が亡くなる3、4年前に新築した仏間に飾られた彼の遺影に向かい、改めて家内や仲間たちと手を合わせお参りしました。