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痛快娯楽時代劇 !!

2017-12-19

“かみそり半蔵”と異名をとる北町奉行所同心・板見半蔵の活躍を描いた小池一夫原作の劇画「御用牙」を、勝新太郎主演で映画化した異色時代劇です。

日本では実に45年(?)ぶりの初ソフト化でファンには待望の三作品です。

この御用牙が映画化された時(1972年)は当然劇場で観ましたが、権力や悪を憎む一匹狼の主人公が十手や刀だけでなくメリケンサックを手に付けて悪人たちと戦うシーンや、女性に対しては自身の鍛え上げた一物を使って悪事を白状させるハチャメチャと思われるシーンなど、今観ても劇画同様度肝を抜かれる場面がよく撮られています。

小さい頃から時代劇ファンの私は、コミック劇画では白土三平の「忍者武芸帳」、それに小池一夫の「子連れ狼」とこの「御用牙」が大好きで、雑誌連載時にはそれぞれのコミック本のセットまで揃えました。

が、今、手元に残っているのは忍者武芸帳(第1巻~第9巻)だけです。子連れ狼と御用牙はどうしたのかよく覚えませんが、御用牙、DVDで楽しむことができました。

 

DVD「御用牙」のジャケット