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父の日、W先生ご夫妻と。

2018-06-19

父の日の17日、ある来館者のお顔を拝見した途端、嬉しさがこみ上げ、同時に有難さ、懐かしさが心いっぱいに広がってきました。

私が現役時代から公私ともにお世話になっているW先生ご夫妻。8年ぶりにお会いする先生たちと、先生のご長男ご夫妻。お元気の様子で何よりです。

大学の経済学の教授であったW先生は、私が大学に勤め始めてからかなりの長い期間、大学の会計課長や総務課長、事務長、常務理事などを兼務されていて、私の直接の上司でした。

仕事の関係で先生に同行して何度か東京に出張した折りには、公務の終わった後によく寄席や演劇、画廊や美術館、銀座や渋谷界隈、皇居前広場や東大 等々に連れて行って下さいました。私が25歳前後の頃で東京は初めての経験。正直、目にするもの、聞くもの、食べるもの、全てが楽しく強く印象に残っており、それらの事が少なからず私の美術館開館や現在に繋がっています。また、先生は当美術館のことをたいへん気にかけていて下さり、何時も、“私には足(車)がないものだから、なかなか行けなくて申し訳ない”と言っておられました。

館長の娘はあいにく、東京在住時代にお世話になった方の長崎旅行の関係で佐世保へ出かけた矢先で、先生たちにお会いすることができなくて残念でした。私も8年ぶりの先生にお話ししたいことやお伝えしたいことがいっぱいありましたが、直に接したら言いそびれたことがたくさんあって、まあそれはまたの機会にして・・・。

先生のお気持ちと、ご長男ご夫妻のご両親に対する優しいお心遣いのお蔭で、私と家内にとっても思いがけない最良の父の日プレゼントになり、感謝でいっぱいの一日となりました。