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実りの秋

2018-11-03

今日は文化の日。

当美術館では、‟せめて文化の日くらいは芸術に親しみたいと思って来ました”と言いながら入館される方がありました。

私の小学生時の担任だった先生も久しぶりにお越し下さいました。車を降りて直ぐに庭木の剪定をしていた父の方へ歩いて行き、何がお話されていると思ってたら、手に「グベ」も持ちながら入館され、‟お父さんからグベを貰ったよ~!説明もあったよ~” と言われました。

以前のブログでも紹介しましたが、私が3才の頃、千々石地区の五穀豊穣のお祭りで父に連れられ氏神が祀ってある近くの山へ登った時に、道端にあったグベの小さな苗木を取ってきて庭に植えていました。愛野の地に移った時に父が思い出の木だからと美術館のレッド・ロビン生垣にはわせようと移植しました。今までは生垣剪定の時にグベの蔓もばっさり刈りこんでいましたが、今季の剪定では刈り込みを控えていたところ、20数個のたくさんの実を付けました。

サロンのカウンターにも飾っていましたが、来客の年配の方々も懐かしがり、希望者には食べて頂きました。私も一つ食べてみましたが、見た目と違ってとても甘い不思議な味でした。グベはムベが正式名称だとか。

カウンターにはその他、頂き物の柘榴や大分のカボスと柚子、長野県に出張された方から送られてきたリンゴなどで、一時、実りの秋でいっぱいでした。(N)