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山陰地方旅行最終日 島根県立美術館

2019-03-05

山陰地方旅行の最終日は、玉造温泉から松江に引き返し、宍道湖畔にある島根県立美術館で開催中の「北斎 永田コレクションの全貌公開〈序章〉」を鑑賞です。

元・太田記念美術館の館長で多数の北斎研究の著書や論文を発表されている島根県津和野町出身の故・永田生慈さんが所蔵するコレクション約2,000点が、2017年、島根県に寄贈されており、そのコレクションをこれから10年かけて公開する予定で、その序章として島根県立美術館の開館20周年記念として企画展が開催されていました。

永田生慈氏の著書は当館にも何冊かあり、北斎研究者として、またコレクターとしてその名前を知っていたので、とても楽しみにしていました。

誰もが知る「冨嶽三十六景」シリーズや奇想天外の幽霊絵「百物語」、それに「北斎漫画」や現存作品の少ない肉筆画など約300点の貴重な作品が年代順に紹介してありました。ゆっくりとじっくり鑑賞していたらアッと言う間に帰りのJRの時間が迫ってきます。

当地から山陰地方へはアクセスが不便で、列車では6時間強もかかるのでなかなか行く気が起きず二の足を踏んでいましたが、今回思い切って出かけて有意義な旅行となり、今は感動でいっぱいです。(N)

 

   
企画展の チラシ  美術館入口