山本美術館

おふくろの命日

昨日は、おふくろの4回目の命日でした。早いものです。

夕方になってから、“しまった、お墓参りに行かなければならなかった”と思いましたが、昼間は何故か全く気が付かなくて、おかしなものです。これまで毎年、息子の命日の前には欠かさず墓参りをしてきましたが、おふくろと息子の場合では同じ身内なのに、やはり想いの度合いが違うのでしょうか。

改めて思うことですが、ちょうど男の厄年だった時の親父を早くに亡くしたおふくろは、その後、女手一つで私たち三兄妹を真面に育ててくれて、また人間はだいたい暑さや寒さが一番厳しい頃に亡くなることが多いですが、おふくろは私どもや自分の葬儀参列者のことまでを考えていたのか、一年の内で寒くも暑くもない一番気候の良いこの時期に黄泉の国へ旅立っていきました。また、心配性だった母はきっと今も美術館はうまくいっているだろうかと気にかけてくれていることと思います。感謝しかありません。

午前中は家内と墓参りに出かけ、おふくろにお詫びして、その後所用を済ませ先ほど帰って来ました。