美術館オープン記念特別展第4弾「長崎を描いた版画家展」を開催(9/24まで)。常設展示の小崎侃作品は、100号大の原爆図数点を入替え展示、並びに十三代横石臥牛陶芸作品も一部展示換えを行う。
2006-08-01
山本美術館では、オープン記念特別展第4弾として、「長崎を描いた版画家展」を8月1日(火)~9月24日(日)の期間開催し、長崎出身の田川 憲を始め平塚運一、吉田 博等の長崎にちなんだ風景版画作品10数点を展示致します。
田川憲は、明治39年長崎市生まれで、26歳頃より版画を始め、その後、「版画長崎の会」を設立。また、35歳の時上海に在住し上海版画協会、上海版画研究所などを設立して39歳で帰国し、その後、長崎を主として創作活動にあたりました。
平塚運一は、明治28年島根県松江市に生まれ、102歳で亡くなるまで旺盛な制作意欲を見せ、また、版画教育普及活動に貢献した版画界の巨匠です。
吉田博は、明治9年福岡県久留米に生まれ、明治後期から大正期を代表する風景画家・木版画家として有名で、約250点余りの版画を制作しています。
また、常設展示の小 侃作品は、100号大の原爆図数点を入替え展示、並びに十三代・横石臥牛作品も一部展示替えを行います。
皆様のご来館をお待ちいたしております。
◎展示作品の一部
田川 憲「眼鏡橋」
平塚運一「諫早眼鏡橋」
吉田博「温泉岳」
小崎侃「原爆図」
小崎侃「原爆図」
横石臥牛「オリジナル酒器」