2008特別企画展第5弾「長崎八景展~長崎古版画の美~」を開催(~11/30まで)。同時に、常設展示の小﨑侃版画並びに十三代・横石臥牛陶芸作品、安藤広重等の浮世絵版画作品(原画や復刻版)も一部展示換えを行います。
2008-09-25
山本美術館では、2008特別企画展第5弾として、「長崎八景展~長崎古版画の美~」を9月30日(火)~ 11月30日(日)の期間開催いたします。
長崎古版画は、鎖国時代の日本で海外に開かれた唯一の地・長崎で生まれた異国情緒を取り扱った独特の版画で「長崎版画」とか「長崎絵」とも言われています。18世紀半ばから幕末にかけて制作されました。
長崎八景は、長崎絵末期に制作された江戸時代の長崎風景を描いた揃い物で、絵師であり版元の大和屋店主・磯野文斎の版下絵によるものです。
江戸や上方の名所絵のような色彩画調の版画で、様式的にも他の長崎版画とは違っており、八景の題名と画材は、文政年間に編纂された長崎の歴史や風俗などに関する文献「長崎古今集覧名勝図絵」から採ったといわれております。
今回は、八景と長崎古版画4点の計12点を特別展示いたします。
尚、常設展示の小﨑侃版画並びに十三代・横石臥牛陶芸作品、安藤広重等の浮世絵版画作品(原画や復刻版)も一部展示換えを行います。
皆様のご来館をお待ちいたしております。