2008特別企画展第6弾「広重-江戸近郊八景展」を開催(12/2~ 翌年1/25まで)。同時に、常設展示の小﨑侃版画並びに十三代・横石臥牛陶芸作品、葛飾北斎等の浮世絵版画作品(原画や復刻版)も一部展示換えを行います。
2008-11-25
山本美術館では、2008特別企画展第6弾として、「広重-江戸近郊八景展」を12月2日(火)~ 翌年1月25日(日)の期間開催いたします。
安藤広重(1797~1858年)は、旅の写生と印象を基に描いた「東海道五十三次」で一躍世に認められました。彼が好んで描いた雪・雨・月などには独自のロマンチックな画趣があり、構図の達人とか風景画の名人と言われ多くの名作を残しています。
八景物とは、元々中国の北宋の時代(11~12世紀)に成立した画題である「瀟湘八景(しょうしょうはっけい)」に倣った八種の風景を描いた浮世絵のことです。
江戸近郊八景は大判錦絵8枚揃の連作物で、広重が数多く描いた江戸名所の中でも芸術性の高さで代表作として知られ、「吾嬬杜夜雨」「羽根田落雁」「行徳帰帆」「玉川秋月」「小金井橋夕照」「芝浦晴嵐」「池上晩鐘」「飛鳥山暮雪」の八景を描いています。
今回は、この八景と名所江戸百景から4点の計12点を特別展示いたします。
尚、尚、常設展示の小﨑侃版画並びに十三代・横石臥牛陶芸作品、葛飾北斎等の浮世絵版画作品(原画や復刻版)も一部展示換えを行います。
皆様のご来館をお待ちいたしております。