2012特別企画展第5弾「橋口五葉版画展」を開催(10/2~12/24まで)。同時に、常設展示の小﨑侃版画並びに十三代・横石臥牛陶芸作品、浮世絵版画作品(原画や復刻版)も一部展示換えを行います。
2012-09-20
山本美術館では2012年特別企画展第5弾として、「橋口五葉版画展」を10月2日(火)~ 12月24日(月)の期間開催し、「大正の歌麿」とも称された五葉の美人版画や素描等13点を展示いたします。
橋口五葉 (1881~1921年)は鹿児島市に藩医の三男として生まれ、昨年生誕130年を迎えました。少年期に日本画を学び、上京して東京美術学校西洋画科で洋画修行に励む傍ら、図案や屏風絵、雑誌の挿絵や表紙絵等を描きました。また、夏目漱石や森鴎外等の文芸書の装幀意匠を手がけ、後には浮世絵の研究・復刻に取り組み、自ら版下絵を描いて彫師・摺師と共に木版画制作を行い、その活動は多岐にわたりました。
今展示では、五葉が浮世絵研究家として編纂した「浮世風俗 やまと錦絵」(12分冊)や漱石の文芸書の装幀本も展示いたします。
尚、常設展示の小﨑侃版画並びに十三代・横石臥牛陶芸作品、歌川広重等の浮世絵版画作品(原画や復刻版)も一部展示換えを行います。
皆様のご来館をお待ちいたしております。